自己PRとガクチカに同じ経験を使ってもいい?焦点の分け方

履歴書・応募書類

自己PRとガクチカに同じ経験を使えるかは、まず病院の設問と指定を確認します。別の経験を求められていない場合でも、同じ文章を二度掲載するのではなく、設問ごとに伝える焦点を分けることが必要です。

自己PRでは強みを裏付ける具体的な行動、ガクチカでは力を入れた課題と工夫の過程を中心に整理できます。ただし、これは文章を分けるための考え方であり、すべての病院に共通する採点基準ではありません。

最初に設問の指示を確認する

  • 自己PRとガクチカが別の設問として用意されているか
  • 同じ経験を避ける、異なる経験を書くなどの指定があるか
  • 文字数と記入欄の大きさ
  • 「学生時代」「大学入学後」など対象期間の指定

病院側が異なる経験を求めている場合は、その指定を優先します。自由形式でも、履歴書全体で同じ説明を繰り返していないか確認します。

同じ出来事でも焦点を分ける

項目中心にする問い書く材料
自己PR自分のどの強みを、どの行動が示しているか判断、行動、周囲への働きかけ、再現できる工夫
ガクチカ何に力を入れ、どんな課題へどう取り組んだか目的、課題、試行錯誤、変化、学んだこと

自己PRの詳しい作り方は初期研修マッチングの自己PR、ガクチカの構成は学生時代に頑張ったことの答え方で確認してください。

架空の「勉強会運営」で分けてみる

次は構造を示す架空例です。

自己PRで使う場合

強みを「相手の反応に応じて説明を修正できること」とし、参加者から質問が多かった箇所を確認して、次回の資料と説明順を変えた行動を中心に書きます。

ガクチカで使う場合

勉強会を継続するうえで準備負担が一部の人へ偏っていた課題を示し、役割と準備手順を見直した過程を中心に書きます。

共通する出来事は勉強会でも、伝えている行動と問いが異なります。実際には、自分がしていない工夫や得ていない評価を付け足してはいけません。

同じ経験を使うか判断する3つの問い

  1. それぞれの文章が、設問へ直接答えているか
  2. 背景説明や結果を同じ言葉で繰り返していないか
  3. 二つの項目で、別の具体的な行動を示せるか

どちらも同じ行動と結論になるなら、別の経験を探す方が履歴書全体で自分を伝えやすい場合があります。

分けにくいときは経験の棚卸しへ戻る

目立つ実績だけを探す必要はありません。臨床実習、部活動、アルバイト、研究、委員会、日常の改善などから、課題に気づいて行動を変えた経験を探します。実習経験は5年生の実習経験を残す振り返りメモで整理できます。

2項目を横に並べて確認する

確認項目自己PRガクチカ
設問が求めること
伝えたいこと
具体的な行動
相手の欄と重なる説明

二つを別々の日に書くと、重複に気づきにくくなります。最後は履歴書全体を並べ、志望理由を含めて同じ内容が続いていないか確認してください。

志望理由・自己PR・ガクチカを、それぞれの問いに合わせて文章化したい方には有料PDF「履歴書完成セット」を用意しています。

同じ経験かどうかより、設問に答えているか

同じ経験なら必ず減点される、異なる経験なら高く評価されるとは断定できません。病院の指定に従い、創作せず、それぞれの設問へ具体的に答えることを優先してください。

このテーマを最初から整理したい方へ: 履歴書・志望理由の準備をまとめて確認する

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