5年生の実習経験は何を残す?自己PR・ガクチカに使う振り返りメモ

履歴書・応募書類

5年生の実習経験は、実績の大きさより、自分が何に困り、どう考え、何をしたかを残します。今すぐ自己PRやガクチカを完成させる必要はありません。経験が新しいうちに、後から自分の行動を説明できる材料を集めます。

記録するのは症例ではなく、自分の行動

実習の振り返りを応募書類へ使う場合も、患者さんを特定し得る情報や実習先の機密を持ち出してはいけません。氏名、詳細な日付、病室、珍しい経過などを個人用メモへ残さず、大学・実習先のルールに従ってください。

記録する中心は「自分がどのように準備し、確認し、修正したか」です。診断や治療の内容を詳しく書く必要はありません。

実習後に残す5項目

  1. 困ったこと・課題:何が分からず、何がうまくできなかったか
  2. 自分で考えたこと:原因をどう捉え、何を変えようと考えたか
  3. 実際に取った行動:準備、質問、確認、練習など、実際にしたこと
  4. その後に起きたこと:受けたフィードバック、自分の変化、周囲の反応
  5. 次に変えたいこと:同じ場面で次に試す行動

「感想」と「行動の記録」の違い

感想だけのメモ後から使える行動のメモ
コミュニケーションの大切さを学んだ説明前に要点を整理できず質問へ答えられなかった。翌日は想定質問を3つ書き、指導者へ説明する前に声に出して確認した。説明後に「結論が先で分かりやすい」と助言を受けた。
チーム医療が大切だと思った自分の確認事項を伝える相手が曖昧だった。翌日から朝のうちに担当者と相談時間を確認し、質問を一つのメモへまとめた。

上の例は構成を示す架空例です。自分が行っていない診療行為、受けていない評価、実際と異なる結果を付け足してはいけません。

自分の場合に当てはめてみる

たとえば(架空例)

役職や受賞歴がなくても、自分で変えた行動は書けます。たとえば「症例提示で要点が伝わらなかったので、次から問題点を一文で書いてから発表し、指導医の指摘を翌日の提示に反映した」という経験です。学生生活から使える経験を選びたい方へ。

上の例はこの記事のための架空例で、教材の実物見本ではありません。自分の経験や、実際に確認した病院情報に置き換えて考えてください。

目立つ成果がなかった日も記録できる

  • 指摘を受け、準備方法を変えた経験
  • 分からないことを整理して質問した経験
  • 期限や役割を確認し直した経験
  • チーム内での伝え方を修正した経験
  • うまくいかなかった理由を振り返った経験

「成功した話」だけを探す必要はありません。課題を認識し、次の行動を変えた過程は、自分の特徴を説明する材料になります。

たまった記録を応募準備につなげる

記録から見つかった材料次に読む記事
繰り返し表れた強みや工夫自己PRの作り方
継続して取り組んだ経験学生時代に頑張ったことの答え方
研修で大切にしたい価値観医学生の自己分析

一つの経験を、志望理由・自己PR・ガクチカへ同じ文章で使い回すのではなく、それぞれの質問に合わせて焦点を変えます。

まず最近の実習を1件だけ書く

今日の時点では、最近の実習から一つ選び、5項目を箇条書きにすれば十分です。毎日長文を書くより、印象に残った場面や行動を変えた日に5分で残す方が続きます。

記録した経験から材料を選び、志望理由・自己PR・ガクチカの文章へ順番に整理したい方には、有料PDF「履歴書完成セット」を用意しています。

このテーマを最初から整理したい方へ: 履歴書・志望理由の準備をまとめて確認する

タイトルとURLをコピーしました