アンマッチしたらどうなる?初期研修マッチング後の再募集・二次募集の流れを解説

マッチングシステム

「もしアンマッチしたらどうしよう……」

初期研修マッチングが近づくにつれて、不安になる医学生は少なくありません。

特に、人気病院を受験している人や、受験病院の数が少ない人は、

「アンマッチしたら医師になれないの?」
「初期研修先は見つかるの?」
「再募集ってどうやって応募するの?」
「アンマッチ後は何から動けばいいの?」

と心配になることもあると思います。

結論から言うと、アンマッチ=医師になれないではありません。

アンマッチになった場合でも、空き定員のある病院を探し、再募集・二次募集に応募する選択肢があります。

この記事では、アンマッチとは何か、アンマッチ後の流れ、再募集の探し方、今からできる対策について解説します。

この記事でわかること

  • アンマッチとは何か
  • アンマッチ後の流れ
  • 再募集・二次募集とは何か
  • アンマッチ後にまずやるべきこと
  • 再募集病院の探し方
  • アンマッチを防ぐために今からできること
  • アンマッチ時によくある不安

結論:アンマッチしても、研修先が完全になくなるわけではない

アンマッチしても、研修先が完全になくなるわけではありません。

マッチング後に定員が埋まらなかった病院や、空きのある研修プログラムがある場合、再募集・二次募集が行われることがあります。

一般的な流れは以下です。

  1. マッチング結果発表
  2. アンマッチが判明
  3. 空き定員のある病院・プログラムを確認
  4. 気になる病院へ連絡
  5. 必要書類を提出
  6. 面接・採用試験を受ける
  7. 採用が決まる

もちろん、アンマッチは精神的にかなりつらい結果です。

しかし、そこで終わりではありません。

流れを知っておくことで、万が一のときにも落ち着いて次の行動を取りやすくなります。

アンマッチを避けるためには、順位登録の考え方も大切です。

関連記事:マッチング順位登録の考え方|後悔しないための決め方を解説

アンマッチとは?

アンマッチとは、初期研修マッチングの結果、どの研修プログラムともマッチしなかった状態を指します。

つまり、マッチング結果発表の時点で、研修先が決まらなかったということです。

アンマッチになると不安になるのは当然です。

ただし、アンマッチになったからといって、医師として働く道が閉ざされるわけではありません。

その後に、空き定員のある病院の再募集・二次募集に応募することができます。

アンマッチしたらまず何をする?

アンマッチがわかったら、まずは落ち着きましょう。

焦って適当に病院へ連絡するよりも、最初に情報を整理することが大切です。

まずやるべきことは、以下です。

  1. 公式情報で空き定員のある病院を確認する
  2. 大学や先輩、指導教員に相談する
  3. 応募できそうな病院をリストアップする
  4. 病院の募集要項を確認する
  5. 必要書類を準備する
  6. 早めに病院へ連絡する

アンマッチ後は、時間との勝負になることがあります。

再募集は病院ごとに動き方が異なるため、募集状況や応募方法を早めに確認しましょう。

空き定員病院とは?

空き定員病院とは、マッチング後に定員が埋まらなかった病院や、空きのある研修プログラムを指します。

マッチング結果発表後、空きのある研修プログラム情報が確認できるようになります。

ただし、具体的な確認方法や日程は年度によって変わる可能性があります。

そのため、必ず最新の公式情報や大学からの案内を確認してください。

再募集・二次募集とは?

再募集・二次募集とは、マッチング後に空き定員がある病院が、追加で研修医を募集することです。

アンマッチになった学生は、この再募集に応募して研修先を探します。

病院ごとに流れは異なりますが、一般的には以下のような形です。

  1. 空き定員のある病院を確認
  2. 病院へ連絡
  3. 履歴書や必要書類を提出
  4. 面接や採用試験を受ける
  5. 採用が決まる

再募集は通常のマッチングとは違い、病院ごとの個別対応になることが多いです。

そのため、病院ごとに応募方法・締切・必要書類・選考内容を確認する必要があります。

履歴書の準備が不安な方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:初期研修マッチングの履歴書の書き方|志望理由・自己PR・提出前チェックを解説

アンマッチ後に必要になる準備

アンマッチ後の再募集では、短い期間で書類提出や面接対応が必要になることがあります。

そのため、以下を早めに準備しておくと安心です。

  • 履歴書
  • 志望理由
  • 自己PR
  • 学生時代に頑張ったこと
  • 成績証明書など必要書類
  • 病院へ送るメール文
  • 面接で話す内容
  • 逆質問

特に重要なのは、志望理由です。

再募集で応募する病院であっても、

「空いていたから応募しました」

ではなく、

「なぜその病院で研修したいのか」

を説明できるようにしておく必要があります。

志望理由の作り方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:初期研修マッチングの志望理由の書き方|例文と考え方を解説

再募集病院の探し方

再募集病院を探すときは、複数の情報源を確認しましょう。

主な探し方は以下です。

  • 公式サイトで空き定員情報を確認する
  • 大学の学生課・卒後臨床研修担当に相談する
  • 研修病院の公式サイトを確認する
  • 病院へ直接問い合わせる
  • 先輩や指導医に相談する
  • 研修病院情報サイトを確認する

アンマッチ後は、情報の速さが重要です。

ただし、焦ってどこでもよいと決めるのではなく、研修内容や生活面も確認しましょう。

再募集でも、2年間研修する病院を選ぶことに変わりはありません。

アンマッチ後の病院選びで見るべきポイント

アンマッチ後は焦りやすいですが、最低限以下は確認したいです。

  • 募集人数
  • 応募締切
  • 必要書類
  • 面接日程
  • 研修プログラムの内容
  • 救急や内科の研修体制
  • 指導医の体制
  • 研修医の人数
  • 立地や住環境
  • 給与・当直・休日などの条件
  • 2年間続けられそうか

再募集だからといって、何も確認せずに応募するのは避けましょう。

もちろん、通常のマッチング時期より時間は限られます。

それでも、自分が納得して研修できるかを考えることは大切です。

アンマッチしたら不利になる?

「アンマッチしたこと自体が不利になりますか?」

これはよくある不安です。

結論として、アンマッチしたこと自体で、すべてが不利になるわけではありません。

再募集では、普通に採用される学生もいます。

ただし、再募集では短期間で選考が進むことが多いため、

  • すぐに連絡できるか
  • 必要書類を準備できるか
  • 志望理由を説明できるか
  • 面接で落ち着いて話せるか

が重要になります。

つまり、アンマッチ後に大切なのは、落ち込まないことではありません。

落ち込んでも、次に動ける準備をしておくことです。

面接対策が不安な方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:初期研修マッチング面接でよく聞かれる質問30選|答え方と準備方法を解説

アンマッチしやすい人の特徴

アンマッチにはさまざまな要因があります。

ただ、事前に気をつけたいパターンはあります。

① 人気病院だけを受験している

人気病院だけを受験すると、当然リスクは高くなります。

第一志望に挑戦することは大切です。

ただし、納得して研修できる病院を複数持っておくことも重要です。

② 病院見学が少ない

病院見学が少ないと、志望理由に具体性が出にくくなります。

面接で、

「なぜ当院なのか」

を聞かれたときに、表面的な答えになりやすいです。

③ 志望理由が浅い

「救急が強いから」
「症例数が多いから」

だけでは、他の病院にも言えてしまいます。

志望理由では、自分の病院選びの軸と病院の特徴をつなげることが大切です。

④ 面接対策が不足している

面接は、準備した人が強いです。

志望理由、将来像、学生時代に頑張ったこと、長所・短所などは整理しておきましょう。

⑤ 安全に受けられる病院を考えていない

「第一志望しか受けたくない」という気持ちは自然です。

しかし、受験戦略としてはリスクがあります。

第一志望だけでなく、納得して研修できる病院を複数考えておきましょう。

マッチングで落ちやすい特徴については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

関連記事:初期研修マッチングで落ちる人の特徴7選|よくある失敗と対策を解説

アンマッチを防ぐために今からできること

アンマッチを完全に防ぐ方法はありません。

ただし、リスクを下げるために今からできることはあります。

  • 病院見学を行う
  • 病院見学後にメモを残す
  • 志望理由を病院ごとに作る
  • 面接対策をする
  • 受験病院を極端に絞りすぎない
  • 自己分析をして病院選びの軸を作る
  • 順位登録を行きたい順に並べる
  • アンマッチ後の流れを知っておく

大切なのは、不安をなくすことではありません。

不安があっても、具体的に対策することです。

マッチング対策全体の流れを確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:初期研修マッチング本番前にやること|面接・志望理由・順位登録の最終チェック

実際に多い勘違い:「第一志望しか受けたくない」

アンマッチにつながりやすい考え方の一つが、

「第一志望しか受けたくない」

というものです。

もちろん、本命病院を目指すことは大切です。

第一志望に向けて努力することは悪いことではありません。

ただし、初期研修は2年間続きます。

第一志望以外にも、

「ここなら納得して研修できる」

と思える病院を見つけておくことは、とても重要です。

これは妥協ではありません。

リスクを減らしながら、自分に合う研修先を見つけるための準備です。

アンマッチしたら人生終わり?

アンマッチしたら、かなり落ち込むと思います。

「自分だけ失敗した」
「もう良い研修先はないのでは」
「医師として出遅れるのでは」

と感じるかもしれません。

しかし、アンマッチ=人生終わりではありません。

追加募集で研修先が決まり、その後に充実した研修生活を送る人もいます。

大切なのは、結果が出た後にどう動くかです。

落ち込む時間があっても大丈夫です。

ただし、再募集は動きが早いことがあるため、相談できる人に早めに連絡し、情報収集を始めましょう。

アンマッチ時によくある不安

再募集の病院は少ない?

年度や地域によって異なります。

空き定員のある病院は毎年変わるため、結果発表後に最新情報を確認する必要があります。

人気病院は残っている?

人気病院が残っているとは限りません。

ただし、再募集でも自分に合う病院が見つかる可能性はあります。

知名度だけでなく、研修内容や環境を確認しましょう。

すぐに連絡した方がいい?

気になる病院があれば、募集要項を確認したうえで早めに連絡するのがよいです。

再募集はスピードが重要になることがあります。

再募集でも面接はある?

病院によりますが、履歴書提出や面接が行われることがあります。

通常のマッチングと同じように、志望理由や自己PRを準備しておきましょう。

アンマッチしたことをどう説明すればいい?

無理に言い訳する必要はありません。

聞かれた場合は、事実を簡潔に伝えたうえで、

「貴院の研修内容に魅力を感じ、ぜひ研修したいと考えています」

のように、応募先への志望理由を丁寧に伝えましょう。

今からできるチェックリスト

アンマッチが不安な人は、以下を確認しましょう。

  • 病院見学を複数行っている
  • 志望理由を病院ごとに説明できる
  • 面接で聞かれやすい質問に答えられる
  • 受験病院を極端に絞りすぎていない
  • 第一志望以外にも納得できる病院がある
  • 順位登録の考え方を理解している
  • 履歴書・自己PRを準備している
  • アンマッチ後の流れを大まかに知っている
  • 相談できる先輩や先生がいる

不安な項目がある場合は、今から少しずつ対策していきましょう。

まとめ:アンマッチしても、そこで終わりではない

アンマッチは不安な結果です。

できれば避けたいと思うのは当然です。

しかし、アンマッチしても、医師になれないわけではありません。

マッチング後には、空き定員のある病院の再募集・二次募集に応募する選択肢があります。

大切なのは、

  • アンマッチ後の流れを知っておくこと
  • 志望理由や履歴書を準備しておくこと
  • 早めに情報収集すること
  • 一人で抱え込まず相談すること

です。

また、アンマッチを防ぐためには、今のうちから

  • 病院見学
  • 志望理由作成
  • 面接対策
  • 受験病院のバランス
  • 順位登録の考え方

を整理しておきましょう。

過度に不安になる必要はありません。

ただし、何も準備しないまま本番を迎えるのは避けたいです。

まずは、志望病院ごとに

「なぜその病院で研修したいのか」

を言語化するところから始めてみましょう。

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