「病院見学の後、お礼メールは送った方がいい?」
「誰に送ればいいの?」
「どんな文章を書けば失礼にならない?」
「テンプレートをそのまま使っても大丈夫?」
病院見学後に、お礼メールで悩む医学生は多いです。
結論から言うと、病院見学後のお礼メールは必須ではありません。
お礼メールを送らなかったからといって、それだけでマッチングに落ちるわけではありません。
ただし、見学の機会をいただいたことへの感謝を伝えられるため、迷ったら送っておくのがおすすめです。
この記事では、病院見学後のお礼メールを送るべきか、送るタイミング、宛先、件名、例文、注意点を解説します。
この記事でわかること
- 病院見学後にお礼メールは必要か
- お礼メールを送るタイミング
- 誰に送ればよいか
- 件名の書き方
- 医学生向けのお礼メール例文
- 避けた方がよいお礼メール
- よくある質問
結論:病院見学後のお礼メールは、迷ったら送るのがおすすめ
病院見学後のお礼メールは、必須ではありません。
送らなかったからといって、それだけで不合格になることは基本的にありません。
一方で、お礼メールを送ることには以下のメリットがあります。
- 見学の機会への感謝を伝えられる
- 丁寧な印象につながる
- 社会人としての基本的なマナーを示せる
- 見学で印象に残ったことを簡潔に伝えられる
- 病院への関心を改めて示せる
大きなデメリットはほとんどありません。
そのため、迷った場合は送っておくのが無難です。
ただし、長すぎる文章や、テンプレート丸出しの文章は逆に不自然です。
お礼メールは、簡潔に感謝を伝えることを意識しましょう。
病院見学で見るべきポイントを整理したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:病院見学で見るべきポイント|医学生が確認すべき10項目と質問リスト
お礼メールはいつ送るべき?
病院見学のお礼メールは、見学当日〜翌日中に送るのがおすすめです。
遅くとも、2〜3日以内には送りましょう。
見学から1週間以上経ってしまうと、病院側も誰の見学だったか思い出しにくくなる可能性があります。
お礼メールは、早ければ早いほど丁寧な印象になります。
ただし、見学直後に急いで雑な文章を送るよりは、内容を確認してから送る方が大切です。
誤字脱字、病院名、先生の名前、大学名などを確認してから送りましょう。
誰に送ればよい?
お礼メールは、基本的に見学調整をしてくれた方に送れば問題ありません。
具体的には、
- 研修担当事務
- 医局秘書
- 見学担当者
- 臨床研修センターの担当者
- 見学案内メールを送ってくれた方
などです。
見学中に直接お世話になった先生へ送る場合もありますが、迷う場合は、見学調整をしてくれた担当者宛に送るのが無難です。
そのうえで本文中に、
「ご対応いただいた先生方、研修医の先生方にもよろしくお伝えいただけますと幸いです」
と添えると自然です。
件名はどうする?
件名は、シンプルでわかりやすいものにしましょう。
おすすめは以下です。
【病院見学のお礼】○○大学医学部 山田太郎
件名だけで、
- 病院見学のお礼であること
- 誰からのメールか
がわかるようにします。
病院側には多くのメールが届きます。
件名がわかりにくいと見落とされる可能性もあるため、シンプルに書きましょう。
お礼メールに入れる内容
病院見学のお礼メールには、以下を入れると自然です。
- 見学の機会への感謝
- 見学で印象に残ったこと
- 病院や研修への理解が深まったこと
- 今後の進路選択に活かしたいこと
- 改めてのお礼
- 大学名・氏名・連絡先
長く書く必要はありません。
本文は、5〜8行程度でも十分です。
大切なのは、見学で印象に残ったことを1つ入れることです。
たとえば、
「研修医の先生方が救急外来で主体的に診療に関わっている様子が印象的でした」
のように具体的に書くと、テンプレート感が減ります。
お礼メールの基本例文
まずは、最も使いやすい基本例文です。
例文① 基本形
件名:【病院見学のお礼】○○大学医学部 山田太郎
○○病院
臨床研修ご担当者様
本日、病院見学でお世話になりました、○○大学医学部6年の山田太郎です。
本日はお忙しい中、病院見学の機会をいただき、誠にありがとうございました。
実際に診療の現場を見学させていただき、研修医の先生方が主体的に診療へ参加されている様子が大変印象的でした。
また、先生方や研修医の先生方に丁寧にご対応いただき、貴院の研修内容や雰囲気について理解を深めることができました。
本日学ばせていただいたことを、今後の進路選択に活かしてまいります。
改めまして、この度は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
ご対応いただいた先生方、研修医の先生方にもよろしくお伝えいただけますと幸いです。
――――――――――
○○大学医学部6年
山田 太郎
メール:xxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――
研修医に案内してもらった場合の例文
研修医の先生に多く案内してもらった場合は、その点に触れると自然です。
例文② 研修医に案内してもらった場合
件名:【病院見学のお礼】○○大学医学部 山田太郎
○○病院
臨床研修センター ○○様
本日、病院見学でお世話になりました、○○大学医学部6年の山田太郎です。
本日はお忙しい中、病院見学の機会をいただき、誠にありがとうございました。
研修医の先生方から、実際の研修生活や当直、救急外来での経験について詳しく伺うことができ、貴院での研修をより具体的にイメージすることができました。
特に、研修医の先生方が互いに相談しながら診療に取り組まれている様子が印象的でした。
本日学ばせていただいたことを、今後の病院選びに活かしてまいります。
改めまして、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
ご対応いただいた先生方、研修医の先生方にもよろしくお伝えいただけますと幸いです。
――――――――――
○○大学医学部6年
山田 太郎
メール:xxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――
志望度が高い病院へのお礼メール例文
第一志望候補など、志望度が高い病院の場合は、少しだけ関心の高さを入れてもよいです。
ただし、熱意を書きすぎる必要はありません。
例文③ 志望度が高い病院の場合
件名:【病院見学のお礼】○○大学医学部 山田太郎
○○病院
臨床研修ご担当者様
本日、病院見学でお世話になりました、○○大学医学部6年の山田太郎です。
本日はお忙しい中、病院見学の機会をいただき、誠にありがとうございました。
救急外来や病棟での研修の様子を見学させていただき、研修医の先生方が主体的に診療へ関わりながら、指導医の先生方から丁寧にフィードバックを受けている点が大変印象的でした。
私自身、初期研修では幅広い疾患への初期対応力を身につけたいと考えており、本日の見学を通じて、貴院の研修環境により一層魅力を感じました。
本日学ばせていただいたことを、今後の進路選択に活かしてまいります。
改めまして、この度は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
ご対応いただいた先生方、研修医の先生方にもよろしくお伝えいただけますと幸いです。
――――――――――
○○大学医学部6年
山田 太郎
メール:xxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――
オンライン見学後のお礼メール例文
オンライン見学の場合も、お礼メールを送って問題ありません。
例文④ オンライン見学の場合
件名:【オンライン病院見学のお礼】○○大学医学部 山田太郎
○○病院
臨床研修ご担当者様
本日、オンライン病院見学に参加させていただきました、○○大学医学部6年の山田太郎です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
研修プログラムの特徴や研修医の先生方の実際の研修生活について詳しく伺うことができ、貴院での初期研修を具体的にイメージすることができました。
特に、救急研修における研修医の関わり方や、指導体制について理解を深めることができました。
本日伺った内容を、今後の進路選択に活かしてまいります。
改めまして、この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
――――――――――
○○大学医学部6年
山田 太郎
メール:xxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx
――――――――――
お礼メールを書くときのポイント
お礼メールを書くときは、以下を意識しましょう。
- 長く書きすぎない
- 見学当日〜翌日中に送る
- 病院名・名前を間違えない
- テンプレートをそのままにしない
- 見学で印象に残ったことを1つ入れる
- 返信を求める内容にしない
- 誤字脱字を確認する
- 署名を入れる
特に、病院名や先生の名前の間違いは避けましょう。
複数の病院を見学していると、コピペで病院名を間違えることがあります。
送信前に必ず確認してください。
やってはいけないお礼メール
以下のようなお礼メールは避けた方が無難です。
- 長すぎる
- ポエムのような文章
- 将来の夢を延々と語る
- 誤字脱字が多い
- 病院名や先生名を間違える
- テンプレート丸出し
- 馴れ馴れしすぎる
- 返信を強く求める
- 面接で有利にしてほしいような内容を書く
お礼メールは、アピール文ではありません。
目的は、見学の機会をいただいたことへの感謝を伝えることです。
志望度を伝える場合も、簡潔にしましょう。
お礼メールに返信が来たらどうする?
お礼メールに返信が来ることもあります。
返信が来た場合は、基本的にはもう一度簡単に返信すると丁寧です。
返信例
○○病院
○○様
ご丁寧にご返信いただき、誠にありがとうございます。
この度の見学で学ばせていただいたことを、今後の進路選択に活かしてまいります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
○○大学医学部6年
山田太郎
長く書く必要はありません。
簡潔にお礼を伝えましょう。
お礼メールに返信が来ない場合
返信が来なくても気にする必要はありません。
病院側は多忙です。
お礼メールは、返信をもらうために送るものではありません。
感謝を伝えることが目的です。
返信がなくても、追加で催促する必要はありません。
よくある質問
お礼メールを送らないと不利になりますか?
送らなかっただけで不利になるとは限りません。
ただし、送るデメリットはほとんどないため、迷ったら送っておくのがおすすめです。
見学を複数回した場合は毎回送る?
毎回送った方が丁寧です。
ただし、文章は少し変えましょう。
毎回まったく同じ文章だとテンプレート感が強くなります。
2回目以降は、
「前回に引き続き、今回も貴重な機会をいただきありがとうございました」
のように書くと自然です。
面接後もお礼メールは送るべき?
病院によりますが、面接後のお礼メールは必須ではありません。
むしろ、面接後の個別連絡を好まない病院もある可能性があります。
病院から指示がない場合は、無理に送る必要はありません。
迷う場合は、大学の担当部署や先輩に確認してもよいでしょう。
LINEやSNSでお礼を送ってもよい?
基本的にはメールが無難です。
個人的に連絡先を交換している場合を除き、LINEやSNSで送るのは避けた方がよいです。
病院見学に関する連絡は、正式なメールで行いましょう。
先生個人と事務担当者の両方に送るべき?
基本的には、見学調整をしてくれた担当者へ送れば問題ありません。
個別にかなりお世話になった先生がいる場合は、その先生に送ってもよいですが、迷う場合は事務担当者宛が無難です。
本文中で、
「ご対応いただいた先生方にもよろしくお伝えいただけますと幸いです」
と入れておくと自然です。
まとめ:病院見学後のお礼メールは、迷ったら送っておこう
病院見学後のお礼メールは必須ではありません。
送らなかったからといって、それだけでマッチングに落ちるわけではありません。
ただし、お礼メールには、
- 感謝を伝えられる
- 丁寧な印象につながる
- 社会人としての基本的なマナーを示せる
- 病院への関心を伝えられる
というメリットがあります。
迷ったら、見学当日〜翌日中に送っておくのがおすすめです。
文章は長くする必要はありません。
見学の機会への感謝と、印象に残ったことを1つ書くだけで十分です。
送信前には、病院名、宛名、大学名、氏名、誤字脱字を必ず確認しましょう。
あわせて読みたい
- 病院見学はいつから始める?医学生の学年別スケジュールを解説
- 病院見学で見るべきポイント|医学生が確認すべき10項目と質問リスト
- 病院見学後の比較方法|初期研修病院を選ぶチェックリスト
- 病院見学・マッチング面接の服装|医学生の髪型・持ち物・身だしなみを解説
- 病院見学の持ち物リスト|医学生が前日に確認すべきもの
- 病院見学は何回行くべき?1回で十分?複数回見学するべき?
無料ワークシート
研修医コンパスでは、病院見学・面接対策・病院選び・志望理由作成に使える無料ワークシートを公開しています。
病院見学後のメモや志望理由作成に活用したい方は、以下のページからご利用ください。

